在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

鍼灸の科学的考察

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鍼灸効果の科学的根拠

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鍼灸の科学的効果
鍼を刺入すると周囲の組織を巻き込み、抵抗が生じます。トルクをかけ終えると抵抗が減じます。このあたりの感覚は成熟した鍼灸師の方々では「響き」と表現するようです。鍼を刺入した後に組織が整然とした状態になることが顕微鏡レベルで確認できます。この機序として線維芽細胞へのmechanicalな刺激が神経細胞自体へ作用するようです。この機序は筋膜へアプローチするハイドロリリース(筋膜リリース)と同様の機序です。詳細は、後日説明しますが、正に鍼やハイドロリリースは目指す頂上が同じで登る道が違うだけということに驚かされます。