筋膜は解剖生理などにおいて長らく無視されてきた存在でした。しかし筋の出力は筋のみで行われないことを図は示しています。上腕の筋出力は筋膜の連続性と力伝達システムSuperficial back arm lineにより行われています。この図をみれば筋膜と筋の協同により強い出力を生み出すことが一目瞭然で分かるかと思います。例えるなら筋肉がエンジンであるなら、筋膜はそれを伝えるシャフトの働きをしていると言えるのではないでしょうか。そしてこのシャフトは対する適切なケア必要とするものでありoversuseやunderuseはいずれも機能不全や故障の原因となります。