在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア医療を科学する17

モルヒネが呼吸困難に効くという根拠論文は下記ですが

Effects of morphine on the dyspnea of terminal cancer patients

J Pain Symptom Manage1990 Dec;5(6):341-4.

その際の条件として

呼吸回数は41回(平均)、SpO2は95%(平均)でした。

またADLはベッド上から動けない人は除外されています。

→比較的全身状態は維持されて呼吸が苦しく頻呼吸患者が対象がモルヒネが有効な患者さんとなります。

つまり、呼吸状態の悪い患者さんへの安全性、有効性は検討されていないことが重要な点です。

これより、浅呼吸、意識混濁などの病状ではモルヒネを使わない選択も重要なことです。

 

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