在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2024-01-20から1日間の記事一覧

在宅医療での脱水評価にポケットエコーが役立つ! #在宅医療 #ポケットエコー

以前勤務していた病院の看護師さんのお母さんが痩せ薬として飲んでいたのが、利尿剤だったという笑えない話を聞いたことあります。ボクシングなどでも計量前にサウナで脱水となり計量に挑むのは有名な話です。高齢者医療においても脱水との闘いは大変です。…

がん緩和ケア医療を科学する5

よく聞かれる質問として鎮静による予後への影響、いわゆる鎮静により生命予後が短くなりますかという問いがあります。 Morita J Pain Symptom Manage2005の報告では 鎮静を行った患者群と行わなかった患者群との比較観察研究では観察開始から死亡までの生命…