在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

認知症を科学する

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まず、認知症という病気は存在しません。

これは、あくまで言葉の定義上の問題ですが、認知症は症候群です。分かりやすく言えば認知症は、様々な病気から成立する病態を含めた病気と定義されます。

ICD-10という国際傷病分類の定義を紐解きますと上記資料のように記されています。

そして認知症アルツハイマー病とは同義では、ありません。

しかし一般的にアルツハイマー病と同義語で扱われることが、多いのです。

その理由としてアルツハイマー病の患者さんは、資料にあるように激増してます。

いくら超高齢化社会と言っても、増え方がおかしいのはアルツハイマー病です。

この増えた理由に関して、次回以降説明させて下さい。

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