在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

認知症を科学する

高齢者とりわけ軽度認知症(MCI)とされている方において認知症が悪化したとして

相談受ける場合の多くは、せん妄と呼ばれる病態です。これは認知症いわゆるアルツハイマー病の増悪とは明らかに異なります。せん妄とアルツハイマー病の違いは、上記資料に示しましたが、せん妄の原因としては環境変化による場合が多いことが特徴です。

特にMCIの病態の患者さんが入院とりわけICUに入ると症状がでやすくなります。こうした場合にベンゾジアゼピン系の投薬にて鎮静させるとさらに病態が悪化するので注意が必要なことは、次回以降詳述していきます。

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逗子、葉山、横須賀、鎌倉在宅医療

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