在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 58

大腸がんのステージ別治療として

0期は粘膜内にとどまるものであり、内視鏡切除にて5年生存率は95%です。

Ⅰ期は腸管壁の固有筋膜層までの浸潤、リンパ節転移なしで外科的切除により5年生存率は90%です。

Ⅱ期漿膜への露出または周囲への浸潤してリンパ節転移なしで、治療は外科的切除+

再発高リスクには補助化学療法にて5年生存率は80%です。

Ⅲ期は所属リンパ節転移あり、外科的切除+補助化学療法により5年生存率は60-70%です。

Ⅳ期は遠隔転移ありで、5年生存率は10-20%です。

将来的にはRASに加えてBRAFv、MSI-Hを測定する可能性があります。

大腸がんの治療
大腸がんのステージ別治療
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