在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

慢性難治性疼痛に対する脊髄刺激療法を科学する7

SCSの治療効果高いとされる疾患として脊椎手術後疼痛症候群FBSS(Failed Back Surgery Syndrome)が挙げられます。FBSSに関して簡単にまとめると下記のようになります。

  • 慢性疼痛治療ガイドラインでの推奨度Ⅰb
    (施行することを強く推奨する)
  •  
  • SCSの有効性が高いのは神経ブロック(神経根ブロック、硬膜外ブロック等)
    にて効果の認める神経根症

SCS治療の利点は、他治療(薬物療法、リハビリ、心理社会的アプローチ)と併行して行えることです。

欠点は硬膜外腔の癒着狭小化、出血性素因のある場合

が挙げれます。

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