在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2022-08-27から1日間の記事一覧

栄養管理を科学する

間接熱量測定法は、吸気と呼気の酸素・二酸化炭素量から安静時エネルギー量を測定する方法であり、非常に正確に必要エネルギー量を算出してくれます。 ただし、実際の臨床とりわけ在宅診療において現実的に行うことが困難です。 ・8時間以上の絶食が必要 ・…

栄養管理を科学する

簡易法による必要エネルギー量の計算は非常に簡単です。 その利点は ・エビデンスに乏しいが、計算が簡単 ・多忙な臨床ではお勧め 上記より、必要あれば微調整すれば済むと私は考えております。在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.c…

 褥瘡にラップ療法は本当に大丈夫?

傷口にラップっていいの? 熱傷・褥瘡、専門家の見解は:朝日新聞デジタル (asahi.com) この記事の中で、日本熱傷学会は傷口にラップは「絶対に使ってはならない」、日本褥創学会は「やむ得ない場合は考慮してもよい」との見解を出しています。 では、実際に…