在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2022-12-15から1日間の記事一覧

心不全を科学する

BNPはどうやって使うの?という問いに、下図のアルゴリズムが有用です。ただ、多忙な臨床の中で、いつも想起するのは3桁であれば経過診れる、4桁でfantasticⅣによる治療必要、5桁で入院加療ないし看取りの可能性高くなってきている考えています。

褥瘡にラップ療法は本当に大丈夫?

傷口にラップっていいの? 熱傷・褥瘡、専門家の見解は:朝日新聞デジタル (asahi.com) この記事の中で、日本熱傷学会は傷口にラップは「絶対に使ってはならない」、日本褥創学会は「やむ得ない場合は考慮してもよい」との見解を出しています。 では、実際に…