在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2024-02-21から1日間の記事一覧

在宅医療における老衰と末期がん患者の栄養管理

老衰の末期や末期がんなどで食べられなくなった患者さんを自宅で診ている場合に食べれなくなったら何もしないという選択があります。但し、こうした選択が中々踏み切れない場合があります。やはり何もしないという選択は心情的に選択しにくいものです。そう…

がん緩和ケア医療を科学する39

エドルミズの作用機序とは? エドルミズの作用機序は エドルミズ自体が、グレリン様作用薬=胃から分泌される内在性ペプチドであり 体重・筋肉量・食欲・代謝を調節する複数の経路を刺激します。 但し、不応性悪液質の時期にはエドルミズは効かないものであ…