在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2025-08-11から1日間の記事一覧

在宅医療における認知症について16~慢性硬膜下血腫と認知症診断 ― 見逃してはいけない病気

認知症診断における画像検査の役割 認知症の診断に、脳血流シンチグラフィやドーパミントランスポーターシンチ(ダットスキャン)といった脳機能画像は必須ではありません。多くの診断ガイドラインでは、疑い例に安易に脳機能画像を行わず、治療方針が変わる…