在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2022-11-20から1日間の記事一覧

心不全を科学する

本日より心不全の病態を科学してまいります。在宅医療は医療的介入(治す医療)よりケアが主体となる医療(苦痛の除去、栄養管理等)と考えがちです。 しかし慢性心不全治療は新しいパラダイムへ入り、在宅医療において慢性心不全に対しては治療により劇的に症状…

薬の飲みすぎに関する問題

薬の飲みすぎをポリファーマシーと呼びます。カタカナの方が何か学術的な印象もあるので、ポリファーマシーとします。私自身、勤務医時代におけるポリファーマシーの原因は、処方する側7割、処方される側3割と考えてました。 「先生、歩くと少しフラフラす…