在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2025-09-17から1日間の記事一覧

看護師さんによる在宅医療におけるエコーを科学する33~エコーで判断できること ― 内シャント(AVF)の評価

透析患者さんにとって、**バスキュラーアクセス(VA)は命綱ともいえる血液の出入り口です。本邦では、自己血管を利用した内シャント(AVF: arteriovenous fistula)**が最も多く、透析患者の約9割がAVFで治療を受けています。 今回は、エコーを用いたAVF(…