在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア医療を科学する26

せん妄の薬 Up Date

在宅医療においてせん妄の治療は、非常に難しい場合が多いです。

抗精神病薬を軸に決めては睡眠薬(BNZ)併用、軽症は抗うつ薬併用の3点セットで治療します

・死亡直前の終末期せん妄は90%の患者に生じ、家人・スタッフの強いストレスとなる

・治療の決め手は抗精神病薬であるが、睡眠薬(BNZ)の併用が重用される

・オランザピンは半減期長く、長時間続くせん妄/嘔気に使い易い。口腔内崩壊錠のザイティスが使いやすい

但しがん患者さんなどに代表される終末期では、そもそも内服困難な終末期せん妄が必発となります。

こうした場合は貼付剤であるロナセンテープ(ドパミン受容体遮断)やミダゾラムの持続皮下などを使用する場合が当クリニックでは多いです。

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#癌疼痛患者への鎮痛補助薬の使用

#在宅医療医に必要な緩和ケア治療に関する知識

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