在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

心不全を科学する

心臓とは身体にエネルギーや酸素を運ぶポンプです。そして、酸素の運び役は赤血球であり、この値が下がると必要な酸素を運ぶため沢山稼働=負荷がかかります。つまり貧血=心負荷を伴い心不全の原因となります。

ATTEND研究、JCARE-CARD研究登録患者の約60%に貧血があるとされています。では

心不全患者さんに何故貧血が生じるのか?理由として下記のものが挙げられます。

  • アンギオテンシンⅡによる骨髄での赤血球産生抑制
  • ACE阻害剤、ARBによる骨髄での赤血球産生抑制
  • 腎障害による腎性貧血(エリスロポエチンの利用能低下)
  • 腸管浮腫による鉄、ビタミンの吸収障害
  • ヘプシジンによる鉄の利用障害(鉄欠乏性貧血)
  • 老年症候群による食欲減退

#高齢者心不全

#貧血と心不全の関係

#在宅診療

心不全の新しい治療

逗子、葉山、横須賀、鎌倉在宅医療

在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)さくら在宅クリニックは逗子、葉山、横須賀、鎌倉の皆さんの健康と安心に寄与して参ります。