在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

心不全を科学する49

心不全×腎機能障害をどうすればよい?

腎機能評価の最も簡便なマーカーは?eGFR(糸球体濾過量)≒有効ネフロンのGFR×ネフロン数です。

心不全に伴う腎機能障害は、慢性と急性で区別する必要があり

慢性心不全により腎機能障害が生じる理由は、

  • 交感神経系の賦活化
  • RAS系の賦活化
  • 炎症・酸化ストレス亢進

    ネフロンの脱落による非可逆的なものです。

  •  

    一方、急性心不全により腎機能障害が生じる理由は、

    • 心拍出量低下に伴う腎血流低下
    • うっ血・右心不全による腎静脈圧の上昇
    • 腹水による腹腔内圧の低下
    • You Tubeにて在宅診療の知識を学んでみませんか?☟より

      https://www.youtube.com/channel/UCMkHB9UwsqYXdxEAij9yD4Q

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      在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)さくら在宅クリニックは逗子、葉山、横須賀、鎌倉の皆さんの健康と安心に寄与して参ります

    • 利尿薬の使い過ぎ

      である、eGFRの低下一過性のものです。