がん患者さんにおける、高カルシウム血症の症状は
便秘、嘔気・嘔吐、倦怠感、食欲低下であり、こうした分かり易い病態でなく
いらいら、意識障害、筋力低下などの症状が出現する場合もあります。
診断は、簡易補正値=実測値4-アルブミン値にて行い
➤14以上または症状あり:緊急治療
➤13以下で無症状:原則入院精査・治療
となります。
注意すべきことは、原因が除去されないと次第に悪化することです。
癌以外にも脱水、サイアザイド利尿薬、リチウム製剤、副甲状腺機能亢進症
ビタミンD過剰、副腎不全、甲状腺機能亢進などを検討する必要があります。
#がんによる高カルシウム血症