前回の記事では、αシヌクレインが中枢神経内を伝搬する様子を示した動物実験についてご紹介しました。今回は、もう一つの興味深い伝播経路に注目してみたいと思います。
それは、「腸管の神経叢から脳へ」というルートです。
パーキンソン病においては、消化器症状が運動症状より先行して出現するケースもあり、近年この「腸→脳」経路が注目されています。これを受けて生まれたのが、αシヌクレイン病理に関する「Body first か? Brain first か?」という議論です。
現在のところ、どちらのルートが先行するのか、はっきりとした結論は出ていません。しかしこのテーマは、今後の診断法や治療法の革新にもつながる可能性がある非常に重要な論点です。これからの研究の進展に大いに期待したいところです。
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