在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2025-05-10から1日間の記事一覧

ヒルドイドソフトは本当に保湿剤?──化学と臨床から見る「保湿」のギャップ

皮膚の乾燥や皮脂欠乏症の治療薬として、医療現場で頻用されているヒルドイドソフト(ヘパリン類似物質軟膏)。この薬は、保湿目的で多く処方される一方で、美容目的の乱用が一時社会問題となったことでも話題になりました。 では、そもそもヒルドイドソフト…

褥瘡を科学する25~褥瘡におけるポケットと浸出液対策 ― 外用薬の選び方と注意点

ポケット(窩)が形成され、浸出液が多い褥瘡に対して軟膏を使用する際には、ポケット内に軟膏が残存してしまうことで感染リスクが高まる点に注意が必要です。 また、壊死組織の除去(デブリードマン)を行いながら、高い吸収力を持つ外用薬を選択することが…