在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2025-03-26から1日間の記事一覧

桜に導かれて──「人生の最期」を考えるきっかけと、在宅医療という選択肢

私が今の家を購入するきっかけは、一本の桜の木でした。 「桜山」という地名が示す通り、まさに桜の季節。現在の家を初めて内覧に訪れた日、少し坂を上ると、そこはまるで桜のトンネル。桜吹雪が視界を覆い、ワイパーで花びらをかき分けて進むほどの“桜の歓…

ハイドロリリースを科学する24~【筋膜の滑走性と炎症の関係】“硬結”の正体を可視化する

筋膜アプローチに携わる現場では、筋膜の滑走性が炎症に大きく影響されることを、日々の診療で実感しています。 この“滑走性の低下”は、痛みや可動域制限の原因にもなる非常に重要な指標ですが、**可視化する手段として非常に有効なのが「エコー(超音波)」…

栄養管理を科学する51~【在宅医療あるある】口腔内乾燥を引き起こす可能性のある薬剤とは?

在宅医療の現場でよく見られる症状のひとつに、**口腔内の乾燥(ドライマウス)**があります。実はこれ、一部の薬剤が原因となっている場合があるのをご存知ですか? こんな薬剤に要注意! 以下のような薬剤は、口腔内乾燥 ➤ 嚥下障害を引き起こす可能性があ…