在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2025-04-19から1日間の記事一覧

「褥瘡はただの傷じゃない」──老いとともに生きる褥瘡ケアの視点

褥瘡(床ずれ)は、単なる皮膚の傷ではありません。私たち哺乳類が陸で生きられるのは、皮膚という「バリアー」があるおかげです。体内にある“母なる海”を外界から守る皮膚──その防御機能が破綻してしまうのが褥瘡なのです。 このバリアーが壊れると、当然な…

褥瘡を科学する4~浸出液を適切に管理するためのドレッシング材とは?

褥瘡や慢性創傷のケアにおいて、「浸出液のコントロール」は非常に重要です。創部に滲出する液体が多すぎると感染や周囲皮膚の浸軟を引き起こし、治癒の妨げになります。 このような浸出液を吸収し、保持する機能に優れた被覆材として、下記のようなドレッシ…