在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

2025-06-25から1日間の記事一覧

「褥瘡にガーゼ」は最悪の処置?その理由を解説します

褥瘡(床ずれ)の処置として「ガーゼを当てておけば安心」と思っていませんか?実は、褥瘡にガーゼを当てることは、最悪の処置になり得るということをご存じでしょうか。 今回は、「なぜガーゼ処置が褥瘡にとって逆効果なのか?」を、褥瘡の発生メカニズムと…

創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する16~【褥瘡ケアの基本】急性期に滲出液が多い場合と壊死組織への対応

〜材料と外用剤の選び方を症例から学ぶ〜 急性期の褥瘡では、炎症や組織破壊が進行しやすく、滲出液量や壊死組織の有無に応じた迅速かつ適切な対応が求められます。今回は、「滲出液が多い場合」と「硬い壊死組織がある場合」の2つのケースに焦点を当てて解…

パーキンソン病を科学する29~パーキンソン病の問診で見逃してはいけない「非運動症状」

~診断の質を高める視点とは~ パーキンソン病と聞くと、「手の震え」や「動きの遅さ」といった運動症状が思い浮かびますが、実は**非運動症状(自律神経・精神・睡眠関連)**も患者さんの生活に大きな影響を与えています。 問診の段階でこれらの症状をしっ…