在宅診療医 内田賢一 奮闘記

三浦半島の根本である逗子・葉山及び横須賀、神奈川で在宅診療行っています。長らく血管障害を中心として脳外科医として働いてきましたが、自分のキャリア後半戦は自分の大好きな湘南の地の人々が本当に自宅で安心して医療受け過ごせるお手伝いをできたらと考えております。自身の医療への思いや分かりにくい医学の話を分かりやすく科学的根拠に基づき解説して参ります。

がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 53

胃がんの治療総論を述べます

切除が治療の原則ですが、切除不能例に関して

化学療法感受性のがんであり半数以上の患者に著効しますが、2nd ライン以降は効果が下がるのが特徴です

臨床試験での生存期間中央値は約13カ月です

乳がん同様、HER2陽性胃癌にはトラスツズマブを併用します

また、免疫チェックポイント阻害薬が有効です

通過障害を生じ食べれなくなってしまった場合は、食道を腸をつなぐバイパス手術を施行します